生物と無生物のあいだ / 福岡 伸一 [本]
帯や書店の夥しい惹句に嫌気がして避けてきたが読んでみると悪くない。
もっとも惹句は惹句、大袈裟過ぎる。
ある程度の生物に関する好奇心に応えはするが「生物と無生物のあいだ」には至らない。
それでも悪くないというのは随想としての面白さによる。
疑似体験を容易くさせる表現で砂の城などへの置き換えは嫌味のない巧みさがある。
もっとも惹句は惹句、大袈裟過ぎる。
ある程度の生物に関する好奇心に応えはするが「生物と無生物のあいだ」には至らない。
それでも悪くないというのは随想としての面白さによる。
疑似体験を容易くさせる表現で砂の城などへの置き換えは嫌味のない巧みさがある。