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茱萸味のグミ。 [愚]

Tuesday ,31st January 2012  gremz 自然破壊 森林破壊 大気汚染 オゾン層破壊

いろいろあって犬と暮らし始める。
窓から差す明るい陽の光と加湿器の白い靄に包まれる犬の様は
遠い国の大きな教会の天井絵の気高さで夢を見ているようだが
彼らは生きており拙宅の居間にいて私の家族なのだった。
来た日から病気がち騒々しくても静かでも安心する暇はなく
子ができて知る親心、両親の気持ちが少し分かったような気になる。

彼らを連れてはじめて動物病院へ行きもした。
待合室には犬や猫や人間がいた。
かさこそと虫ほどの足音で部屋の真ん中へ行くのは小さなチワワで
そこに仮設ステージがあるかの振る舞いで待合室の注目を集めてから
りんご三つ分くらいの身体でりんご二つ分に見える糞をした。
脱皮か出産か分身の術かという具合の作品に
驚いて椅子から立ち上がる粗忽者は私ばかりで
目を丸くしながらも明後日を見るなどして平静を装うのが礼儀らしかった。
慣習なんかは知らなくても然程困らない。
犬の糞が体形に比例しないことは知っていて構わない。
知りたいのは犬が過ごしやすく健康に暮らすために何ができるか。

遊ぶこどもが崖から落ちそうになったときに救うひと
ホールデンがそういうひとになりたいと言ったとき
私もそうなりたいと望んだけれど
自身の未熟さを思えば務まる気がしなかった。
気がしなかったが犬と暮らすというのは崖の番人に違いなく
不意に望みは叶い大役を得た。
2013-03-30 10:35 更新 425日遅れ

ちびず+++++> [TV]

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タグ: 崖の番人

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