布団を捏ねるラクッコピコリン

Monday, 15th June 2020

朝8時前から8時過ぎまで15分くらい、短く歩いた。その前か後に片付けをしたような気もするし、何もしなかった気もする。とても疲れた感じがして頭がはっきりせず、今日と昨日の区別を難しく思う。身の回りのいろいろなことが本当なのか夢なのかわからない。最低限すべきこと、例えば犬の水入れを洗うとか花の水を換えるとか、そんなことがどうにか出来て安堵する。乗り越えられぬ試練はないとして、試練を乗り越えた先に何があるのか。

夕方、Pさんの給油に同行し、犬たちと一緒に洗車機の中を通った。生まれて2度めの犬は割と落ち着いてブラシの動きを眺めていた。そのあとに寄った公園で遊具と犬の写真を撮り、出るときになって遊具のある広場へ犬を入れてはいけないと注意書きされているのを見つけた。ごめんなさい。

公園へ行く途中、Pさんとの会話ですれ違いが起こり、すんなり公園へ行くことが出来ず、Pさんが怒った。Pさんは公園のことを言っていて私はスーパーマーケットのことを話すというような間違いで、全然スーパーの話なんてしていないんだけどと詰られた。一瞬話題になったから勘違いしたんですが、と言うのを飲み込みごめんなさいと言った。｢スーパーの話なんて｣｢ごめんなさい｣、同じやり取りが5回あって許されなかった。

Pさんはこどもの頃から粘着質なところがあって、頭に来たからつねると決めたら、つねらずには収まらない。早く出せと言われ、痛いのがわかっているから嫌々手の甲を差し出し、挙げ句つねられるということが日常的にあった。大抵手の甲の皮膚が径5ミリ深さ2ミリほど抉られた。見る間に血が滲み、やがて瘡蓋となる。そんなことを憶えているほうがしつこく思われるかもしれないが、2ミリは案外深く、案外痛む。今も強引さを感じていて忘れるのは難しい。

コンビニエンスストアのATMで7万円引き出し、5万円をauPAYにチャージした。16日の茶犬の受診に備えて。

納豆ともち麦ごはんと豆乳、イチゴジャムを塗ったトースト、納豆ともち麦ごはんというような3食だった。犬に何をあげたか思い出せない。普段と似たようなものを朝と夜にあげた。犬のことをしないと生きている意味がないので、あげることそのものは忘れない。今のところ。

壊れた風呂釜で風呂を焚き、ひとつだけある寒い日向けの入浴剤を使う。乳白色でムスクとジャスミンの香りというのはよくある感じだけれど、とろみが濃い。葛湯のようなトロトロに浸かり、それにしてもと思う。家中のあれこれが壊れていたり傷んでいたりする。直すか買い換えるか諦めるか、どうしたらよいかわからず、何もしたくない。そう言えば、誤嚥防止のため飲み物の自販機にとろみ追加ボタンを設けるという話はどうなったのかしらと山積の諸問題を葛湯の底へ沈める。

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