観察されていない実在する世界

Wednesday, 17th June 2020

早朝を片付けに使うのを惜しみ5時40分から1時間、牛の歩みで散歩した。早起きなのか眠れなかったと言うべきか2時前に起きて、明るくなるのと犬たちが起きてよい時間になるのを待ち、出かけた。

幾度も耳にして知っているつもりでいたクチナシをこういう花だったかとまじまじと見る。一重と八重とを見る。一重を見れば一重がよいように、八重を見れば八重がよいように見える。どちらかを選ぶ理由もなく、それぞれによいと思いかけて、一重の可憐さが今朝は勝つ。
蛍光色のように見えるのはサフランモドキで、初めて聞いた気がする。ピンクの花に黄色い雄しべが鮮やかで名を覚えて直ぐ、見分けられそうに思う。
ひととすれ違い、珍しく犬をおとなしいと褒められ、気分がよい。いつもはこうなんです、吠えることのほうが断然少ない、そう言いたかったけれど、ありがとうございますとだけ言った。
買う予定も財力もないが先日見かけた中古車をゆっくり見ようとして店の前を通ると奥にしまってあり何も見えない。買えないのは知っているけど見ることも出来ないとはねと店へ背を向け横断歩道の前に立った。直ぐに路線バスが停まり渡らせてくれる。このバス会社の運転手の皆さんはいつも親切で有り難く思っている。客として乗ったときだけでなく歩行者としても自家用車を運転する者としても丁寧で親切に接してくださる。滅多にないけれど余所でほかのバスに乗ると大抵無愛想だったり雑だったり乱暴だったりで戸惑ってしまう。それだけ普段恵まれているのだと思う。
いつも庭の美しい家の前を通る。手入れが大変だろうと思い、住むひとへお礼を言いたくなるような庭。もし、庭の手入れにあまりに手間がかかって面倒に思うことがあったら、私のような者もいることを知っていてください。励みにはならぬでしょうけれど。

帰宅して過日詰めておいたプラスティックゴミを1袋捨てた。(処分済み 41/500)

8時前、犬に豚肉と銀鮭と大根と魚ベースのドッグフードをあげ、私は小松菜と胡瓜と大根と胡麻の酢の物、銀鮭、トーストを食べ、黄色のコップで豆乳を飲んだ。

正午過ぎ、口に合わなかったと言うPさんから貰った、ハーゲンダッツクリーミーバニラプディングを食べた。美味しい不味いの問題でなく、これ一回溶けてますよねって代物で、正当な評価はしかねる。Pさんはアイスクリームへの思い入れが無いのか常々溶かしてしまいがちで、棒のアイスなんかは抽象的な彫刻かという変形を真顔で食べており、正気かなと思ったりもして、口に合わないとは味なのか形状なのか、わかったものじゃない。

18時半から19時まで亀の歩みで散歩した。19時半頃、犬に豚モモ肉と胡瓜とマグロブシとオリジンオリジナルと魚ベースのドッグフード(ロータスグレインフリーフィッシュレシピ)をあげた。

私は21時前にイチゴジャムを塗ったトーストと胡瓜と油揚げと胡麻の酢の物を食べ、22時前に白くまデザートいちごを食べた。一旦溶けて再び凍ったものでない氷菓子は美味しかった。
ロシアのひとは真冬にアイスクリームを食べるとどこかで聞いたけど、日本の6月は日に2個もアイスを食べるものだったかしらと思い、天候でなく私の気分の問題だと思い直す。よくて食べ、悪くて食べる。

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