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あたりき風邪引き海老三匹 [日々の暮らしで思うこと]

Thursday, 26th Novembet 2020

火曜日は茶犬の通院日でPさんの運転するPさんのクルマで茶犬の病院へ行った。私が私のクルマを運転して行くことを考えていたけれど、前夜、明日は寒くなる予報だけどみかん(私のクルマ)の暖房は使えるのとPさんが訊いてきて、わかりませんと答え、Pさんのクルマで行くことになった。パニック発作に打ちひしがれた感じもあって無難な選択をした。

玄関を出ると門扉に紙箱の入った紙袋があり、隣家の外壁塗装業者が挨拶に来たらしかった。留守なので置いて行く旨と、Kハラと片仮名で姓を書いた付箋が道端へ落ちていた。社名や電話番号もなく、捨てておいて構わないと思ったが、紙屑であれば拾うように拾い、紙箱入りの紙袋は玄関に投げ込んだ。放りながら紙袋にシャトレーゼとあるのが見えた。犬を連れてPさんのクルマへ向かいながらトップバリュの次はシャトレーゼかと思う。それらが贈答用の商品を用意していたとしても、私が買うとしたら自宅用以外考えになくて。誰かに何かを贈るとき、とりあえずとか間に合わせのような感じがしたら駄目で、そんなものはあげないほうがマシだ。

寒くなる予報と聞いていたのでそれに備えたつもりで出かけて、思ったよりずっと肌寒い。羽織っているのがペラペラのカーディガンだとバレては叱られる可能性大で、セーターと暖房でちょっと暑くなったとPさんがクルマの窓を開けるたび、気持ちと身体が冷や冷やして、何事もない顔をするのに苦労した。Pさんには私は風邪を引きやすく治るまでが長いと思われている。私は何年かに一回引くくらいだと思うのだけど。Pさんが馬鹿という意味でなく、正真正銘、風邪を引かないひとなので、私がやたらと風邪を引くように思うのだと思う。予報を聞きながらペラペラのカーディガンでは風邪を引く馬鹿で、余計なお世話とは言い難いけれど。

茶犬は昨夏、仔犬のときから通う病院に口輪をせずに敷地内へ入ってはならないと言われて、以降そのようにしているのだけど、この日は口輪を持って行かなかった。前日に準備していて見付からず、口輪の病院とは別の病院なので口輪無しで済ませることにした。ここは口輪の病院に紹介された大学病院で、問診や検査などは助手が行い、検査結果を元に診断するのは主治医というような分担がある。口輪指導を受けるには受けるなりの茶犬の性質があるので、助手には診察や検査そのものはおとなしく受けても緊張が解けると暴れることがあり、興奮し過ぎると噛むと伝え、茶犬を預けた。

主治医の説明は11時頃と聞き、ではその頃に戻りますと言うと、10時半には戻るようにとのことでそうしたが、説明に呼ばれたのは11時を過ぎていた。いつもこうなるけれど、何もかもが順調そのものという日には10時半に呼ばれることもあるのだろうと理解している。主治医は私に、学生の見学があるが良いかと確かめてから、診察室へ招き入れた。診察台から離れた壁際へ横一列に肩と肩を密着させて立つひとが五人いて、ひとと言っても生きている気配がせず、屏風を左右に極限まで引いたような、豆腐で出来た一枚岩のような。こんにちはと言うとこんにちはと返事があって、オブジェではなく学生の皆さんかと改めて思う。そんなに離れていては診察台も検査結果が表示されるモニタも見えそうになく、接客というか、説明の進め方みたいなことを習っているのだろうか。

茶犬はとても悪くなってはいないが、そう良い状態でもなく、冬場は悪化しやすいため、一日おきのステロイド剤が毎日の服用に変更された。前々回診察時の指導により、肉を鶏ささみか豚赤身のみにしたので違いを確かめると、目に見えて効果的とのことで、嬉しい。犬のことに限らず、大抵は結果に結びつくまで時間がかかるものなので。

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病院を出たのが11時40分近くで、Pさんには12km先で映画を見る予定があった。はじめは11時50分開始回を見る考えだったけど、直線コース障害物無し一台貸切走行であっても間に合わない。次に12時35分始まりというのがあって、それを目指すも、昼休みと重なり思った以上に渋滞していた。私の予想ではギリギリ間に合う感じなのだけど、Pさんは運転している負荷もあってか切羽詰まった様子で、とても苛立っている。歩行者も自転車もバイクもクルマも何もかもが邪魔らしく暴言が酷い。誰かを罵って間に合うものでもないのにねと思うけど苛立ちを強くするだけなので言わない。間に合いそうだから落ち着いてとだけ言う。そして、どうにか間に合った。

映画の間、犬と犬と私はショッピングモール駐車場、Pさんのクルマで待つ。検査があり朝食抜きだった犬と巻き添えで朝食抜きだった犬にごはんをあげる。それから自分の食べ物を買いに出る。ショッピングモールには持ち帰り寿司で一番美味しいと思う寿司があり、それを食べたかったけれど、Pさんが夕飯を寿司にするから軽く食べてと言い残して行ったので他のものにしなくては。軽くとは、と考えてポンパドウルのパンが食べたく思うもヴィドフランスしかなく、パンが駄目となると何にしたらよいか考えつかない。空っぽの頭でぼんやり立っていたのは中華弁当屋の店先で、私が耳栓で音楽を聴いているのを知らず、店のひとが弁当の説明をしてくれていた。耳栓を抜くと、これは鶏とカシューナッツ炒め、こちらは麻婆豆腐と言うのが聞こえた。端からひとつひとつ全て教えてくれていて、中華弁当が軽いか知らないけど、買うことにした。辛いものは苦手なのでカシューナッツかなと思いながら海老チリを頼む。理由はわからない。熱々の海老チリ弁当をそのまま手のひらに載せ、クルマへ向かう。途中、クリスマスツリーがあって、写真を撮りたい。滑り落ちぬよう弁当を支えつつ写真を撮ると、海老チリ弁当越しのツリーというかツリーを背景にした海老チリ弁当にしかならず、諦めた。海老チリと言っても殆どはたまご焼きだったけれど。辛くて残さず食べられるか案じたものの、ご飯がたくさんあって全て食べた。映画を見終えたPさんから寿司を買って戻ると連絡があり、海老チリ弁当で満腹なので寿司は食べられないと返した。ハンドレッドパーセント車中がニンニク臭deathと添えて。ハンドレッドパーセントは割と好きな言葉で機会があれば際限なく使いたい。過不足ない感じがとても良い。

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Pさんはお待たせしたからとおはぎと花を買って来てくれた。花はブラックフライデーの安売りらしい。何にしても薔薇とガーベラは好きな花なので貰えば嬉しい。機嫌よく帰宅し(て、隣家外壁塗装足場の越境に驚くのだっ)た。

日記がなかなか追いつかず、日付と中身を一致させたいと強く強く思う。昨日のカレーより今日のカレー、寝かせるなど無意味だ。とは言え、一昨日の出来事を憶えているということは死んでいない脳味噌があるかも知れず、救われる。
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