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カシリンの家のアレクセイ [日々の暮らしで思うこと]

Friday, 4th December 2020

可燃ゴミを火曜日に捨てなかったので先週金曜日から一週間分のゴミなのだけど、ゴミ袋がスカスカに空いていた。レジ袋を貰わぬ今、全ての袋はわざわざ買うもので、買う買わないを抜きにしてもゴミ袋は当然ながら資源で、無駄に出来ない。ああ、庭に。私の小さな小さな庭に、むしったり刈ったりして、干した草があったと思い出して、それらでゴミ袋の隙間を減らして集積所へ置く。鎌を持ち出したので、前にやり残した草を少し刈る。根が張りどうにも抜けないものや茎が頑丈で鎌の刃を押し返すものなど、猛者揃いで、やり残しを一遍にやっつける気力がない。冬のうちに草をどうにかして、土の出ている場所を狭く残して区切り、他へは砂利或いは煉瓦か何かを敷いて、犬の日光浴や午睡に使えるようにならないかなと、何度か転生しないと実現しそうにない"庭には犬犬構想"はある。犬と犬と私で踏むなど頻繁に、主に私の重みをかければ、むしる草、刈る草、伸びて欲しくない草がやる気を失いそれらの生長を阻むのではと、庭には犬犬構想が実現したときの算段もある。少し刈ったと言っても、大物を根ごと抜き出すなど、力仕事をした感が存分にあり、今日の労役は終えた気がする。午前九時半だけど。

などと思っていると、そんな訳ありませんよねとLINE通知音が立て続けにけたたましい。嫌な予感しかしない。犬がびっくりして騒ぐから止めてと頼み続けて一向に連投止めないな、毎度毎度。けたたましい通知音はこちらの設定だけど、返事が遅れたらとても面倒なことになるので不可抗力。嫌だな嫌だな見たくないなと思いながらそっと見ると、Pさんから。堂々と見ても、Pさんから。当然至極、Pさんから。ローソン若しくは書店で買い物をするよう頼まれた。Pさんの中では当たり前のことなので説明が雑で部外者には何も解らない。いつ、どこで、何を、どうするかさっぱりで、幾つかのやり取りで直ぐにも出かけたほうがよいように思う。Pさんは本気か知らないけれど、いつでもいいよとか言う。買い逃さぬようバタバタ焦ったり慌てるのは私の勝手、みたいな丸投げはやめろ。と思いつつ、誤りの無いようWEBで詳細を調べ紙に書きつけ、身支度をして犬と犬と私でクルマに乗って出かけた。10:39のことである。

至近のローソンへ行くと幾つか頼まれたうちの最も重要と思われるものが呆気なくふたつあって、こんなに簡単に入手出来るのだろうか、別のものと間違えていないだろうかと、立方体の六面をじっくり見て、どうもこれらしいなと90%くらいの確信で買った。他に朝日新聞と読売新聞も買った。産経新聞は1部しかなくヨレヨレだったので他で買おう。日経と毎日は置いてなかった。別のローソンで産経、ファミリーマートへ寄って既に買った朝日と読売しかなく、更に別のローソンへ行って日経を買った。毎日新聞が見つかり難いとは思わなかった。ローソンと因縁でもあるのかなとセブンイレブンへ行ってみると毎日新聞がたくさんあった。ほんの思いつきだったけど本当に何かあるのかローソンと毎日新聞、と思いながら毎日と肉まんとあんまんを買った。中華まんは頼まれたものとは無関係で、私の朝食兼昼食に買った。頼まれたもの全てを11:21までに買い終えた。大したことなかった。けれど、昨日会っているのだし、そのときに言えばいいのにね。ブルーベリー黒酢はブルーベリーヨーグルト味だよなどと言う暇に。

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2015年春頃までの数か月、この辺りのコンビニエンスストアでアルバイトをしていたことがあって、オーナーも店長も古株も日経を発注する気がなく、置けば需要はあると言ったけど受け入れられなかった。交通の不便なところに会社が多くあって、大抵の会社で新聞数紙の配達契約をしている。けれど交通の便が悪いので配達分は早版である。コンビニエンスストアへ届くのは遅版だったので、どの新聞にしても配達分よりコンビニエンスストアへ届くもののほうがより新しい情報になる。私の印象では新聞を読む会社員の少なくないひとが日経を読む。公共交通機関に劣らず自家用車通勤のひとが多くいて、個人的に、或いは部署で、遅版を買う余地はある。遅版があると知られれば毎日一定数売れるかもしれず、ついでに何か買うかもしれない。新聞は返品出来ると聞いたので言ってみたけど駄目だった。オーナーも店長も古株も一般的な会社勤めをしたことがないので一般常識は通じないと一般的な会社勤めをしたことがあるらしいアルバイト仲間に慰められた。私はそこまで明確に見放してはいないつもりだったけれど、売値で一日2万円以上の弁当類を廃棄する目標があって、長居は出来ないと思った。毎日平然と食べ物を無駄にするのを見てどうにかならないか訊くと、店長は少なくとも2万円分の弁当を棄てるくらいの発注をしなくては弁当の種類が限られ客のニーズに応えられないと言い、オーナーはウチは弁当屋のつもりでやっているからと得意気ですらあった。実際は本部社員からの指示を鵜呑みしておいて。ようやく、この頃になってコンビニエンスストア業界も食品ロスに取り組むとか聞くけれど、店長もオーナーも自説をどうしたろうか。

全て買い終えて、快晴で、犬たちと川縁へ行って、散歩したり本を読んだり中華まんを食べたりしようと思う。坂を下り川へと続く細い砂利道を入ると砂利道をそのまま広く地均ししただけの駐車場がある。土剥き出しのグラウンドと川に並行する護岸ブロックの間を抜けると一面が緑色の草地。平日で誰もいないようだ、あそこへ行けばさぞかし、とクルマを降りて20秒で白犬が種まみれ。四肢にそれぞれハリネズミをぶら下げたよう。マジか、帰ってからが大変だよと白犬へ言うけれど、何がって顔でスタスタ歩く。無人の草地に着いて、さあ、どうするって時に電話が鳴った。出るとワクチン不足で予防接種を断られた医者からで、入荷したから打てるとのお知らせだった。どうしようかなと考えたのは飲み物を持って来ておらず、ここで中華まんは食べられないと気付いたからで、犬と歩いたり本を読んでもいいのだけど、正面からひとが来るのが見えて、もう無人の草地ではなかった。だったら、あるうちにさっさと予防接種だ。予定変更ですと言って犬たちをクルマに乗せる。電話では熱を測って来るよう言われたけれど、どう見積もっても平熱で時間が勿体無い。帰宅せず、内科へ直行した。

インフルエンザの予防接種に来ましたと受付へ診察券を出し、熱を聞かれたので36度2分と答えた。適当なそれらしい数字を言おうとするとひとは、3、5、8を選び易いと聞いていて、こういうときにはその三つの数字を出来るだけ避ける。体温なので最初の数字3を2や4にはしないほうがいい。問診票をパパっと書いて、形ばかり正味7秒以下の医師の問診を受け、看護師に注射して貰う。チクっとしますよと言われたけれど、針が刺さったときは全く痛くない。ワクチンが入ってくる途中で鈍く、終わってからもう少し強く痛む。これって揉んでもいいですかと訊くと、触れても擦っても揉んでも駄目で、このあとは安静に、ウォーキングも駄目ですとのこと。ウォーキングに犬の散歩は入りますかと確かめようとして仕事の邪魔だと思い、言わなかった。午後はのんびりしようとも思って。料金は患者以外は3500円、患者は1000円で、私は1000円を現金で払った。

帰宅して、白犬のハリネズミを退治した。40分かかって、全ての種を取り去るに至らなかった。白犬は完全に機嫌が悪いし、私も安静にしたいし、続きは明日ねと言って白犬を解放した。茶犬にも種が付いていたけど白犬の百分の一くらい。同じ道を歩いて、いつも、白犬はとても汚れて、茶犬は少しだけ汚れる。

冷たくなった中華まんを電子レンジで温めて食べ、午後を安静に過ごした。夕方、Pさんに頼まれた買い物の品を届け、とても喜ばれた。立て替えた代金を現金でと言うと崩さないとないからPayPayにしてとの返事で、崩すまで待つと言うのが面倒で、いいよと言った。使える場所が限られて、ちょっと計算が狂う、6470円。

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