路傍にひとりの時間を持つ。
蜘蛛の巣があり、そこに蜘蛛がいたなら主であるところの蜘蛛をその巣にかけようとする。
巣をかけた枝を揺さぶったりするが屋外に暮らすだけあって天変地異への覚悟もあるのか
一度もこの試みは成功しない。蜘蛛に特別の嫌悪も敵意もない。
糸に絡まれば助けるつもりでいる。
しかし巣の上の蜘蛛を見ると決められたことのように闘いを挑む。
「あ」と蜘蛛の慌てるところが見たい。
全く勝手な思考で蜘蛛の慌てたところが解るのかという疑問もある。
蜘蛛はすばしこく蜘蛛や蜘蛛の巣に遭遇することも少ない。
幸いである。
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五日夜 / 晴れ