フランクリンの凧揚げ。

Monday , 15 june 2009

何か知らぬが、宗教勧誘関連の訪問が続く。野菜を食べるのと同じ気持ちで肉を食らうなんてもってのほかとか偏った意見を持って。もう、誰の顔も見たくなくなりドアフォンの電源を落としていると宅配便が配達に訪れ、部屋から返答しても、クルマに乗り込んでしまったドライバの耳に私の叫びは届かない。

玄関を出ると、クルマのテールランプが遠くで光るのが一瞬見えた。遅かった。郵便受けの不在連絡票にあったドライバの携帯番号へ電話する。「今、走って出たけど、間に合わなくて、後姿見送っちゃった」などとドアフォンが鳴らぬことになっていたとは言わずに。

５分ほどで戻ると言われて迷った。部屋で待っても構わぬし、このまま待てぬ長さでもない。結局、外で待つことにした。ドアの前でしゃがみ込み、額をのせた膝を抱えて。クルマから「ごめんなさい、お待たせしちゃってぇ」とドライバが駆け寄る気配に合わせ両肩を上げたり下げたりすると理由が無いだろって感じなのに泣いていると思うのか「あの･･･」と言葉に詰まったりする。

何か知らぬが、しめしめってこんな感じだろうかという気分がして「とかねっ！」と言ってぴょんと立ち上がると「何だぁ」と安心された。配達せねば仕事が終わらぬにしても、酷く気落ちして見える相手には声をかけづらいらしい。私の演技が上手過ぎる可能性はおいておいて。

見知らぬ他人のためであっても、出る元気は出したほうがいいかもしらん。それが、カラ元気であったとしても。なんて思うのだった。勝手に遊んどいて。って、平日の昼間に遊んでくれるひとはそう多くない。宗教のひとは苦手だ。
2009-06-21 21:50 更新

タグ：正直一遍 遊び相手

コメント 6

ひねさん、こんばんは。

そういうの子供がよくやるよね。
私も叔母と二人でバスに乗って出かけたとき、
寝たふりして、でも、私を無理やり起こすほど親しくも無い叔母は、
どうしよう、と思ったらしく、
目的地に着いて私が「えへへ」と笑ったら
「なんだぁー」と笑ってたけど、顔が青かった。

ええ、そんな風に生きてきましたが、なにか？

オトナになってからそんなことして遊ぶのはほどほどにしましょう。
宅配の同僚達の中で噂になるよ
『あそこの人、ちょっとヤバイよ」
ってね。

そんな社会の仕組みも最近になってようやく知るようになりました。



by ira (2009-06-21 23:07) 

こんばんは、ira さん。

教えてくれるのが遅いよ。こういうの、日常茶飯事。
もう、宅配各社のヤバイランクにランクインしちゃってる。
大抵、上位ですけど、なにか？って、おぎやはぎ？

でもね、クルマの走り去るのを眺めるのって
ほんとに捨てて行かれた感じがするよ。
たまたま見慣れた家の前だったってだけで。
じゃ、この家に住み着いてやるかって、今まで通りだね。

社会の仕組みは知っていたりいなかったりするんですけど
その枠組みに組み込まれるべきか悩んだりしています。
向こうが拒否してるって感じもなくはないです。

何がヤバイって、みんな、少しずつヤバイのに
ヤバイひとは一握りなんて思うことかもとか
ヤバイ頭で考えてもいます。

今夜も遊びに来てくれて、ありがとう。
by hinemosu-bomb (2009-06-21 23:50) 

タイミング悪かったね！
うちにも宗教関連の人くるけど
「ノーサンキューです！」の一点張りで撃退
してる～。インターフォン越しだけど
顔は「響」（お笑い芸人）のような顔で（笑）
間を置かず宅配便が来ると「また～？」
的空気が漂うので、まさか？！と気づいたときには
足音だけ・・・なんてげちゅも経験ありあり！！
なかなかの演技？に宅配の人もびっくりだー！
・・・げちゅも次やろう～(￣ｍ￣〃)ぷぷっ!


by げちゅ (2009-06-22 14:36) 

げちゅぴょん、こんにちは。

響ったら「どうもすいませんでしたぁっ！」のときの？
あの顔するなら、ヅラもかぶりたいね。
インターフォン越しなのに。強いて。
セーラー服はやめとくけど。ここは、敢えて。

げちゅぴょんもありあり？「また～？」だよね。
で、やっぱ「え～、待って～」には、お返ししたくなるよね。
宅配のひとが楽しくお仕事出来るように名演技でおもてなししよう！
ちょっとね、他の誰かが通ると面倒くさい感じだけどね。

ウィッシュげちゅぴょんを正解したぞ、どうだ！って
よくよく考えるとげちゅ作品で見たまんまだった。
当たって当たり前だった。うん、賞品は無しでいいや。
え？考えてなかった？そっか．．．


うっそー！
by hinemosu-bomb (2009-06-22 16:46) 

こんばんは。
身の回りを見回せば社会に拒否されたような奴ばかりですので、近頃はそれに拒否された者達で構成されているのが社会なのかも知れないと勘ぐっています。
拒否されつつもちょっかいを出し続ける、そんな姿勢にいとおしさと共感を覚えます。
そんな大人になりたいものです。
社会に両手を拡げて迎えられたら、もちろん逃げ出しますが。


by jininu (2009-06-23 01:45) 

jininu さん、おはようございます。

社会なんて実体が不確かなものは拒否されてナンボなのかもしれません。
或いはそれを構成していることに気付かずにいてこそ、幸せと言うか。
はみ出しているかもってところで遊べるのは非常に気楽です。
関わりを持った社会的活動中のひとびとには災難でしかありませんが。

どこかで境界線を引いたとき、陸と海くらいの大雑把なものだったとしても
jininu さんと同じ側に立てるとしたら心強いです。
逃げ出すべきものに捕まらぬよう、黒旗を掲げて走り続けたいです。
って、することと言ったら、こどもじみたちょっかいなんですけども。

遊びに来て下さり、ありがとうございます。
by hinemosu-bomb (2009-06-23 06:10)