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反射する、水棲人の鱗。 [愚]

Thursday , 27 august 2009

ホテルや何かで部屋に通されるとカーテンを開けて窓の外を眺める。
景色が良いほうが好ましくはあるが、これはそう意味のある行為ではない。
案内してきた従業員がいなくなるまでのポーズであったり
道程の疲弊した気分を変える息継ぎであったり。
実際、すぐに取り掛かりたいのは靴を室内履きに替えることである。
パリジェンヌと自称しても部屋で靴は苦痛。
スリッパなどと呼ばれるものを履いてようやく落ち着く。
しかし、宿泊施設のそれは
と言っても拙宅のものも大量生産品、採寸して誂えたりしたものではないが
取り敢えず、ホテルのスリッパは足に合わない。
天気を占うとかそんなつもりも無いのに勝手に私の足を離れ、床の上を滑っていったりする。
目の届くところであれば片足で跳ねて相方を捕まえるだけのことだが
寝台の下などに潜り込まれては少々やっかいで
こうしたときは同行者、つまりは手下の手を借りるのが常である。
すると手下は「ドンキホーテ」の買い物袋などを引き摺り出したりして
「あれ?」などと間抜けた言葉を発しながら
宿泊施設における寝台下の清掃具合について教えてくれるのである。
2009-09-02 12:00 更新 gremz 自然破壊 森林破壊 大気汚染 オゾン層破壊

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