SSブログ

すべての残忍性は臆病から生ず。 [愚]

Sunday , 6 september 2009  gremz 自然破壊 森林破壊 大気汚染 オゾン層破壊

最高気温が30℃を超える日は続かず、このまま夏が終わるのかもしれぬ。
自慢にも後悔にもならぬであろう淡く薄く陽に焼けた肌を残して。
剥いで持って行ってやると言われて、ではと差し出せるものでもないけれど。


コートや帽子にする毛皮は、その動物が生きているうちに皮を剥ぐのだと聞いた。
大抵プロパガンダであろうと疑っているが、そう断ずる確証もない。
何かのときのために書いたメモから「誤診では困るから火葬の前に全身麻酔」を消した。
たったそれだけかと侮るな。死亡診断が誤りって最悪の場合、焼死するのだからね。
偽善的贖罪、その通り。

キャッキャと戯れる騒ぎは、サルかグルーミングかと問いたいほどであったが
サルでないらしいことは何となく、知っていた。一方は知人、他方は同居人で。
知人は証明写真を撮ると百発百中ハレーションを起こす無帽は無謀なおっさんである。
趣味の屋外活動に帽子を忘れ、彼のデリケートゾーンをこんがり焼いてしまっていた。

そんな微妙な時期であるのにちょっとした集まりがあった。
一目瞭然ながら部位が部位だったりして、誰も日焼けや頭という言葉を口にしない。
同居人でさえ「あっ、皮が剥けてる!」とは何の話だ。
指差す先にはこんがり頭、焼けた頭皮のところどころが捲れあがっていた。

ここで、戯れるサルの話に戻る。何にキャッキャかと言えば頭皮にキャッキャである。
どういう流れでそうなるのか知らんが、同居人はこんがり頭の皮を剥き始めるのであった。
できるだけ大きい一枚をなんて記録に挑んで。
「スッゲー、マジかよ」と禿げ頭から剥ぎ取った皮が、両手に余る大きさだったりして。

何て言うか、ひどく長閑である。そりゃ、秋にもなるだろうってくらいに。
2009-09-09 12:55 更新 追記 同日19:25
コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。