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流砂に埋没。 [愚]

Tuesday , 18th May 2010  gremz 自然破壊 森林破壊 大気汚染 オゾン層破壊

N子は小学二年の息子を頻繁に医者へ連れて行く。
同級生が黴菌だらけに違いない指で彼の眼球に触れたから
見知らぬこどもが突然出てきて彼をよろけさせたから
よろけて転んだ先がアスファルトだったから
アスファルトへ転がって捻挫しない訳がないから。

傍目には目も足も何ら問題なく見えるが
医者に行けば診察治療など施されるのであって
連れて行ってよかったと言える。
傍目には何ら問題なく見えてしまうのが
困るところだけれども。

それと言うのも小学二年息子は国語や算数といった
比較的怪我とは無縁と思える授業の最中に
何も無いように見える部位を怪我したなどと
きっかけもなく言うからで
担任教師は「またか」と思い
「保健室には行かなくていいです」と断じてしまうのである。

N子は有り得ぬ許し難いことと学校へ苦情を述べ
校長がN子宅を訪れて謝罪
なんてことが二度ほどあると言う。
実を言えば私も担任教師と同じ過ちを犯しそうで
もっと言えば、全然怪我じゃないじゃないな感じで
校長呼びつけちゃったかなんて驚いていたりする。
怪我をしたと言って担任教師に信じてもらえぬ小学二年息子の
心の傷やなんかについて思うところはあるけれども。

割と直球で「びっくり」とか「そこまでする?」と言うが
N子はN子の正義を貫いている訳で理解は得られず
何言ってるの、この馬鹿は。な顔で見つめられるばかり
何処まで行こうと平行な線の交わることはない。

かつてN子の夫の母親
世間では義母と呼ばれるひとがN子を怒らせたことがあって
怒りがどうにも鎮まらぬN子は義母に代わり
夫に土下座させていて、N子には参る。

さらりと夫の土下座話を披露したりして
彼に会うたびその絵が頭に浮かびそうで
私には土下座要員なんてものはなくて
土下座なんてくだらぬ儀式は
この世から消えてしまえばいいと思っていて。  2010-07-19 02:00 更新

5may-flower.jpg

小学二年息子を医者へ連れて行くたび
保険金を受け取っているのも何か少し怖い。

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