毛糸編みのカメラケイス。

Saturday , 4th Decmber 2010　　gremz 自然破壊 森林破壊 大気汚染 オゾン層破壊

体感的に何メシなのだという朝食をとり偵察に出る。
今宵、出かける場所を確かめるのだ。
ここではないのかねと思う建物の前で立ち止まり眺め
どうやらこれだと先を行く同行者へ声をかけるも
阿呆のように先を急ぎ過ぎてしまっていて声が届かぬ。
詮無く何処とも知れぬ道をがんがん進む猪突を追う。
音を吸い込み、足もとを覚束なくさせる雪の中を。

つるつる滑るような小走りで猪突に追いついたのは
先の建物から二百メートルほど過ぎたところだった。
歩き難い道はその距離をもっと長いものへ変えていて
来た道を戻るのは酷く面倒であった。
しかし先の建物を確かめることはそのときの最重要課題で
省く訳にいかず面倒ながら道を戻り
冷えた鼻を押さえながら確かにこれだと頷いた。

それさえ済ませてしまえば暫くは自由気楽である。
鑑賞よりは寒さから逃れることを主な目的に国立美術館へ。
ふむふむとわかったような顔をして
これは好き、これは嫌いなんて思いだけであれこれ眺め
レンブラントの夜警を変なの！と遣り過ごす。
そんな調子なので身体が温まってしまえば用は足りており
満足して美術館を出た。

日本時間 2010-12-02 午後３時半から９時頃のこと / 2011-12-31 07:20 更新

タグ：アリバイ ゴハン レンブラント 夜警 Rijksmuseum アムステルダム- ベルリン