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ロカとてっちゃん [本]

ロカ

ロカ

  • 作者: 中島 らも
  • 出版社/メーカー: 実業之日本社
  • 発売日: 2005/04/17
  • メディア: 単行本
久しぶりにケースを開けるとギターの弦が切れていて
その交換も自分ではできぬ初心者である。
家人に頼み、近くの楽器屋で新しい弦に換えてきてもらった。
楽器屋はなかなか良いギターなどと褒めていたというが、世辞であることは承知している。
ではあるが初心者には勿体無い代物であるのは確かで、弾く者がいないとなれば尚更である。
何だろうな、音が好きだというところで満足してしまうというか、練習が苦手というか。
いつまで経っても初心者の域を出ず、ギタリストにはならない。
いつかなりたいような気もするが、今のままで良い気もする。
例えば気分転換に壊れたオルゴールを聴くように、調音の悪いギターを爪弾くのは悪くない。
上達してしまったひとには解らぬだろうなどと負け惜しみを言う。

目標を据え、そこを到達点にするのも良いが到達点は通過点
結末ではなく経過を楽しむものだ。
これはずっと前にドイツの映画監督の本を読んで得たもの。
ありふれたことだが納得するのは難しい。

ロカは本当に上等な楽器で、奏者もタダモノでは無い。
未完であるが何も足りないものが無い。



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