電車から吊り革が消える日

国土交通省「電車吊り革の全面廃止」を提案。
国土交通省は３日までに「電車吊り革」の利用実態から
吊り革の廃止とマイ吊り革の普及に努めることを明らかにした。
同省によれば鉄道利用者の多くが吊り革に不満を持っており
その廃止とマイ吊り革推進は国民に受け入れられるものとしている。
同省による調査の結果は以下の通り（複数回答）。
■ 揺れに耐えるために吊り革が果たす役割には限度を感じる ８９％
■ 他人との共有は不衛生 ８７％
■ 空いている列車の使われていない吊り革に無駄を感じる７１％
■ 乗客に対する吊り革の数が足りていない ６６％
■ デザインが嫌い ６１％
■ ぶら下がって遊ぶなどの迷惑行為に腹が立つ ５５％
■ 吊り革の長さが身長に合わない ４０％
■ 吊り革が頭や顔に当たって不快な思いをした ２３％
■ 体力維持のため利用しない ２２％
■ 輪に手が入らない ０.４％
■ 吊り革の強度が体重に合わない ０.１％
■ その他 ７３％
他に「必要なひとが持っていれば問題ない」「使わないので不要」
「吊り革で個性を表現したい」など好意的な意見が寄せられたという。
マイ吊り革については鉄道利用者というマーケットの広さから
多くの業種の注目を集めている。
環境省は現在あるものの処理に配慮されれば
将来的には必要最小限の吊り革が実現されるとコメントしている。
国土交通大臣はタオル掛けや吊り輪としての販売を示唆した。
なお路線バスについては鉄道の状況をみてからとしている。

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