医者も患者もオモチャにされる病院。 [過去記事/隙間三行]
扁桃腺の腫れたある日通いなれぬ医者に行ったときのこと。
問診票に頭痛、熱などと書き込み看護士に渡すと
「風邪ですね」と待合室で見るようにビデオ・テープを渡された。
画用紙の絵を使ってどこかの医者というひとが
「風邪をどうやって防ぐか?」を30分ほど説明したものだ。
風邪以外にもあるようで次の患者は骨折のビデオだった。
診察室には院長先生と呼ばれる高齢の男性がいて
何か言うたび何回も耳に手をやり「えっ?」と聞き返された。
院長の両側の看護士のひとりが耳の間近で
「喉が痛いんですって」と大きな声で繰り返す。
喉を診ようと看護婦が両側から院長を抱え上げた。
院長は舌を押さえる器具だけどうにか持って看護士に身を任す。
「せーのっ!」看護婦が院長を持ち上げるが
院長の手が伸びきらず口まで届かない。
数回試すと看護婦が「もう、いいですね。」と言い喉を診るのは省略された。
ビデオと人形遣いのような看護士
それだけでやってる医者も世の中にはある。
診断は誰が 某月某日
問診票に頭痛、熱などと書き込み看護士に渡すと
「風邪ですね」と待合室で見るようにビデオ・テープを渡された。
画用紙の絵を使ってどこかの医者というひとが
「風邪をどうやって防ぐか?」を30分ほど説明したものだ。
風邪以外にもあるようで次の患者は骨折のビデオだった。
診察室には院長先生と呼ばれる高齢の男性がいて
何か言うたび何回も耳に手をやり「えっ?」と聞き返された。
院長の両側の看護士のひとりが耳の間近で
「喉が痛いんですって」と大きな声で繰り返す。
喉を診ようと看護婦が両側から院長を抱え上げた。
院長は舌を押さえる器具だけどうにか持って看護士に身を任す。
「せーのっ!」看護婦が院長を持ち上げるが
院長の手が伸びきらず口まで届かない。
数回試すと看護婦が「もう、いいですね。」と言い喉を診るのは省略された。
ビデオと人形遣いのような看護士
それだけでやってる医者も世の中にはある。
診断は誰が 某月某日
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