無意味でも退屈より楽しめる無意味さがいいね。

Thursday, 1 May 2008

朝というには早過ぎる時間に目覚めてしまう。
自宅を離れた勝手の異なる部屋にあり同行者がいては夜明けを待つのも楽ではない。
暗がりでどうにかならぬかと頑張ってみるがどうにもならず入浴する。
騒音を立てぬ限り風呂場の電気を点灯させたから迷惑ということもないだろう。
湯船に浸かりこれまで数えたどの数より大きい数まで数える試みに臨むが
浴室の天井など視界に入るものが脇道させて振り出しに戻るを繰り返し
挑戦は全て三百以下の脱落で集中力の無さを再確認。
それでも髪の乾燥を済ませて部屋に戻ればいくらかの時間を稼いでおり
他の誰がそうする期待も持てぬので自分で自分を褒めてあげたり。

やがて陽が昇る。
暗がりは鼠色の濃淡へと
変化してゆく。
濃い鼠は近くの建物
薄い鼠は遠くの建物
もっと薄い鼠は空。







屋上にブロック
徐々に積み重ねて
高層ビルディング化
あと何段と
聞くのは少し
気が早い。







予想はしたが的中せぬことも期待した。
期待より予想が勝つ。
七時半に部屋を出て行列に加わる。
待つは十人以下すぐに順番がやって来る。
と思う間に試食品をもらう。
口の周りを砂糖で固めるのを避け
試食せぬまま朝食+土産を購入。
甘い。砂糖の種類が通常と異なるかと思う甘さ。
目眩味。
暫し悶絶の後、準備を整えチェックアウト。
商業施設を散歩。


九州物産展にて
赤い恋人
はかためんたいこんにゃく
記念撮影のみ。
美味いのかという
疑問さえ浮かばず
日本は広い。






福岡で一番の大福と聞く。
甘さに悶絶しながら
或いは悶絶しただけに
塩豆大福の塩の字に
やたら期待する。購入。








ブート屋探しと窓外の景色を眺めるのは悪くなかったが他は退屈であった。
人混みでの買物は性に合わない。

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