SSブログ

燻ぶる赤、燃える黒。 [愚]

Friday , 6 march 2009

Tシャツには、古びたからと処分するものと、生地が伸び色褪せても手元に残すものがある。
決め手は様々なものが複雑に影響するので他者には識別しにくい。
大切な1枚にデザインも着心地もいいとは言えず、サイズも合わぬというのがあって
黒が純粋に黒とは言えぬ色合いになるのを惜しみ、着る回数を減らして延命を図っている。

時にこれを同居人が誤って着込んだりして「何をしやがる」と胸倉を掴みたくなるが
シャツの襟首が伸びてはとこらえ、こらえきれずに5分ばかり苦情を述べ続けたりする。
何を言っても大切さが伝わりはせぬだろうが、面倒なことになると分かってもらえれば充分だ。
相手が誰であっても内容がどういうものにしても100%の理解は期待過多に違いない。

今冬の寒さは厚着とカーボンヒータで凌いでいる。
これと言って不便も問題も感じておらず、何ごともなく越冬するものと考えていた。
PCに向かい椅子に体育座り、ヒータを左脇に置き、電源を入れる。全て普段通りである。
温かさを感じてからいくらも経ず、「何っ」「熱っ」「痛っ」と訳の分からぬ刺激を感じる。
一番刺激の強い左膝下側面を見てみる。諸に遠慮なく思い切り、私は火傷しているのだった。
もう少し早くどうにかならんのって遠火の中火でうまいこと料理になっていたかもな勢いで
タレにしますか、塩にしますかって具合に、訳分かんないって異星人襲来の雰囲気も伴って。

そのせいかどうか、レッドキドニーやひよこ豆と言った比較的得意分野であった食材が
突如苦手に転じた。「気のせい、気のせい」などと無理に食すと妙に長いゲップが出てコワイ。
妙にも何も普段ゲップというものをしないので自分が自分でない気がしてくる。
足が焼けるのをのほほんと待っていたというのも私ならありそうではあるが、どうかと思う。
UFOを目撃すると火傷、記憶喪失なんて話もあったりして場合によっては宇宙人にさらわれ
豆の嫌いになる手術か何かを施された可能性もあるとは言えないが、ないとも言い切れない。

2009-03-09 22:50 更新 gremz ヒートアイランド現象 気候変動 エネルギー問題 自然破壊 森林破壊 大気汚染 オゾン層破壊

共通テーマ:日記・雑感

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。