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果物の温室で。 [愚]

Thursday , 25th March 2010-2 gremz 自然破壊 森林破壊 大気汚染 オゾン層破壊

9時よりいくらか遅れて来たバスに乗り空港へ向かう。
リチャード・ブランソンのいくつかある住居のひとつとか
ガイ・リッチーが暮らした部屋があるという高級住宅街を通って。
それを教えてくれたひとは
マドンナと離婚した映画監督としか言わなかったけれど。

何にしても私は「へえ」以外の言葉を返す気力がなかった。
少しバスに酔っていて
家政婦か何かになって高級住宅街に潜り込むなんてことを
思い浮かべる余裕がなくて。

余裕がないのは飛行機も同じで
他航空会社のストライキのせいかイースターのせいか
空港に着いてから席を決めようなんてひとは
その確保に四苦八苦しており
昨日オンラインでチェックインを済ませていて助かった。

たまたま運が悪かったらなどと聞いた気のする
靴を脱ぐ出国審査は百発百中皆が皆受ける羽目に陥っており
靴下に穴が、靴底に秘密が、そのほかの何があってもなくても
空港なんて近代的設備の場所を靴無しで歩くのは間抜けである。
居酒屋で袋へ入れた靴を持ち歩く様にどこか似ていて。

金属探知機にひっかかった私のシャツに
爆薬、危険物の類は仕込んでも仕込まれてもおらず
プリントに金粉めいたものが使われていたに過ぎない。
無駄なボディチェックが無駄にくすぐったい。
真面目な顔で直立するのに心持ち手間取る。

免税店で ESCADA MARINE GROOVE を買い
郵便局で絵はがきを出して、搭乗ゲートを目指す。
案内板には搭乗ゲートまで徒歩20分とあり嘘だと思ったが
実際20分くらい余裕で歩くのだった。

ゲートへ着くと喉の渇いた気がして
自販機で水を買おうとすると丁度よいコインがなく
だからと言って20分かけて戻る気にも
MARINE GROOVE を飲む気にもならず
ただただ自販機を眺めた。
自販機にコインを放り込むひとも
自販機から出てきた飲料水も眺めた。

 道連れ。


やがて機内へ呼び込まれ、帰途。  2010-04-17 00:40 更新
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