Timoleon Vieta Come Home [本]
読んだあと心に残るのは文章ではなく映像である。
そのように読む作品は少なくないが
ティモレオンの目を通して見たものは忘れ難い。
愛犬コロを失ってからこれほど案じた犬もいない。
そして殺人者は野に放たれる / 日垣 隆 [本]
青猫―萩原朔太郎詩集 [本]
「洋楽」と呼ばれるようなものを聴いていると
主に英語で書かれた曲の意味を理解しているのかと疑問を抱かれる。
そうした場合「日本語の歌詞と同程度に」という返答になる。
さも語学に堪能であるという思い上がりが感じられるかもしれぬが
英語は日本語と同様に苦手である。
「寝ずに考えたものを
自分が賢いと認め得るそれなりの人もそこいらの馬鹿も
同じように見聞きするのが惜しい」というようなことを述べた表現者に
多少なりとも才能を感じていた私は失望した。
世の中に何かを知らせるとはそういうことであって
どういう意味が含まれていようと解釈は受け手に任せるしかない。
そういう訳で誤った解釈にしか過ぎぬとしても
私なりに何かを感じたり、考えたり、得たりする。
作者の意図とは異なるところであっても。
思案を重ねたり、ほんの思いつきであったりと様々であるが
作者の考えに近いのではと感じればそれはそれで大変に気分が良い。
スヌーピー/ A peanuts book featuring Snoopy [本]
A peanuts book featuring Snoopy (1)
- 作者: チャールズ M.シュルツ
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 1990/09
- メディア: 新書
思い込みであるかも知れぬが彼と私は共通点が多い。
空想癖或いは変身の巧みさ、小説家として成功しないこと等々。
異なるのはルートビアが好きかどうかくらい。
結構複雑であったりする。
容易に理解したと思わぬほうが良い。
海軍主計大尉小泉信吉 [本]
氷上旅日記 / ヴェルナー ヘルツォーク [本]
理屈を超えたところに何かあって
それを信じるというのだと思う。
報われたりそうでなかったり
結果はいろいろであるけれど。
Of Walking in Ice: Munich - Paris 23 November - 14 December 1974
- 作者: Werner Herzog
- 出版社/メーカー:
- 発売日: 2007/09
- メディア: ペーパーバック