覗き穴が風を曲げる。

Sunday , 5 july 2009

法廷で証言するひとに被告が暴言を吐き、脅迫の疑いで逮捕というニュースが流れたとき
番組によっては「暴言を吐いた疑い」などと報じていて
それが法廷であれば記録がありそうに思い、おそらく暴言を吐いたのは事実ではないか
罰せられる行為かどうか、脅迫の疑いがあるということではないかなどと思った。
私の考えが足りぬことも重々自覚しつつ、取り敢えず、そう思った。
要は流される情報の他にも伝わるものがあるということである。変形して、かも知らんが。

ずっと前にテレヴィジョンでよく見かけたニュースキャスターは
冷たい表情で番組の終わりに「また、明日お目にかかります」と断定的な挨拶をして
それを聞くと闇に引き込まれる気がした。
夢見が悪くなりそうな、明日も見なければ死ぬくらいの呪いをかけられた思いがして。
では必ず見るかというとそうでもないのだけども。

最近見る明朗な印象のキャスターは最後に「また、明日です」と言う。
「また、明日」では丁寧さに欠けるという配慮だろうか。
言いたいことは何となく分かる気がするのだけども違和感が先に立ち
「また、明日です」と言われると「何が？」と思ってしまう。
双方向テレヴィジョンなんてものはそうそう進化せぬのがいいかも知れぬ。
2009-07-23 21:20 更新
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