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草を振り、水中でダンス。 [愚]

Saturday , 8 august 2009 - 2 gremz 食物連鎖 自然破壊 森林破壊 大気汚染 オゾン層破壊

これといって事前の準備をせず、気楽な感じで出かけたかった。
開始まで一時間を切って乗ったゆりかもめは息の詰まりそうな、すし詰め状態にある。
左手にいた周囲より頭ひとつ飛び出た背の高いひとになったつもりで頑張ってみるが
その右に脂のてらてらする頭がいくつも並び、頭ひとつ出ても息苦しいのかもしれなかった。
そんなことを考えている間に眩暈を覚え、どこと行き先を定めていなかったりもして下車。

ひとの流れに沿って歩く。「何処其処が穴場」と囁き合う声や物売りの声がする。
うまく着こなすひとがいるかと思えば、相撲取りや幽霊や温泉客にしか見えぬひともいて
買えば着たい、着ればひとに見せたいとなるものなのか知らぬが
浴衣など着て来なくていいのにと思わせるひとがいなくもなかった。

既に満員となった会場を通り過ぎて、ようやく、入る隙間のある見物会場に辿り着き
途中、同行者がコンビニで買ったレジャーシートを広げ、腰をおろした。
ゆりかもめのレールが目前にあり、場所がいいとは言えぬが、会場は直ぐ満杯となる。
紛れ込めたのは運が良かったのかもしれない。

満員を知らせる警官は「ここは封鎖されました」などと拡声器を使いながら叫ぶ。
「封鎖」なんて単語を選んでみたり、不必要に大きな声を出してみたり
警官の緊張はそのまま私の緊張を煽り、屋外にいながら閉塞感が迫る。
気分を解そうと顔を真上に向けると、どこからか飛行船が飛んで来るのが見えた。

見物会場月と街灯と花火
始まってしまえば緊張している暇もなく、驚いたり拍手したりと忙しい。
どうしたらそう見えるのだという具合に幼児が母親に向かって
「今のはブタ?」などと訊くのさえ耳に入る落ち着きを取り戻していた。

四角く見える花火迎撃ミサイル?って花火結構豪華に見えた花火PPP な花火
気付くと辺りは火薬の匂いに覆われ、光と音と匂いと、夏を存分に愉しんだように思う。
最後まで居残ったあとは何を為した訳でもないのに妙に空腹で、人混みを掻き分けて進む。
相撲取りも幽霊も温泉客も知ったことかと抜き去り、やたら速い歩調で。
2009-08-25 18:40 更新

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