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腹と背中がつかずとも。 [町田さん]

Tuesday , 8th June 2010  gremz 自然破壊 森林破壊 大気汚染 オゾン層破壊

町田さんのサイン会へ行く。
新刊が発行されてもサイン会のないことが続き
もう、サイン会ではお目にかかれぬものと覚悟していた。
町田さんは読者の思惑なんて雑事から
解放されるべきと感じてもいて。

しかし、サイン会は開かれ
そうとなれば私は、何が何でも馳せ参じるのである。
右手右足、左手左足を組みで交互に出す難波歩き
ぜんまい仕掛けよりずっとぎこちないガチガチの緊張具合で。
犬とチャーハンのすきまの発表がどれほど嬉しかったか
是非お伝えしたいなどと円滑な会話を頭に描きながら
「こんにちは、お願いします」「どうもありがとうございました」
必要最小限のことを申し上げるのが精いっぱいで。

当然のことながら私がどうあろうと町田さんは町田さんで
その声も振る舞いも黒のジャケットも何もかもが実にクウル。
クルクルパアの私は握手の瞬間の即死を心底願いつつ
十五分経つと夕食を購入していたりする。

どうしてもこうしても生きていれば腹は減る。 2010-08-11 00:40 更新

整理される券。

あなたにあえてよかった―テースト・オブ・苦虫〈8〉

あなたにあえてよかった―テースト・オブ・苦虫〈8〉

  • 作者: 町田 康
  • 出版社: 中央公論新社
  • 発売日: 2010/05
  • メディア: 単行本


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