SSブログ

重い靴を履いていないとしたら [日々の暮らしで思うこと]

Sunday,29th November 2020

日曜日は正午に集合、犬の散歩を兼ね、Pさんの運転するPさんのクルマで隣町の植物センターへ行った。切り花、種、球根、苗、鉢植え、庭木、土、肥料、鉢、置物などが売られている。売り物でないものもあるらしく、値札のないものは売れませんとの注意書きが何か所かにあった。檸檬の木を見ると、棘あり、棘なし、マイヤーにリスボン、鉢に入ったもの、地面へ植えられたもの様々あり、何の知識もなく選ぶのは難しい。庭木の大半は地面に植えられていて、欲しいひとは貸し道具置き場から道具を借りて自分で掘り出す仕組み。立派な木を見れば、たくさん実がなるのではと期待するけれど、根を掘り出すのに苦労しそうで、買うなら鉢植えか。何をどうするにしても部屋の片付けを済ませてからのことと思い、切り花売り場のガーベラを買う(ガーベラ5輪とかすみ草で350円)。私の選んだガーベラと色が合いそうだと言ってPさんが薔薇を買ってくれた。

植物センターの中は水溜りが多く泥濘んでもいて、散歩には向いていなかった。駐車場にクルマを残してセンターの周りを歩く。木々が多く、紅葉したものもあって、気分がよい。川縁の草地は泥が湿っていない代わりに乾いた草や葉が積もっており、犬のあちこちに纏わりついた。舗装された道へ出ると、それらが犬の歩調に合わせてカサコソ音を立てた。少しの勾配がマスクで息苦しかった。

帰りにPさんの昼食調達のためスーパーマーケットへ寄る。昼食調達はこの外出の目的のひとつ。Pさんは自分の昼食と併せて、私に穴子ご飯とポテトサラダを買ってくれた。このスーパーマーケットは町内にあって(と言って3kmくらい離れており)、私が普段買い物をする安売り店に比べ何もかもが高い。安売り店で199円で売られるハーゲンダッツがこの店では238円、339円のチーズが500円前後という具合で、多分シェルパに運んで貰っているから仕方ない。

20CAE727-2860-4875-A157-72D414CBF485.jpeg


二年前まで私がアルバイトをしていたのは三階建ての建物の二階で、事務所のドアの目立つところへ"ここは海抜98メートル"と大きめの字で書いた紙が貼られていた。ただそれだけが書かれていて、津波を気にかけているのか、海面上昇に関わることか、このような山奥という話なのか、他の何なのか分からないまま、海抜98メートルなのだなと理屈抜きで覚えた。時々、事務所の天井を端から端へキラキラ光るパーティー飾りが割とどっさり毛羽毛羽しく下げられるけれど、祝うでなく祭るでなく普段通りで、来るひと来るひと次々辞めていくギスギスした事務所でどういうつもりなのか謎だった。一階には系列会社の接客窓口があるのだけど、二階のドアと全く同じ書式同じ大きさで"ここは海抜100メートル"と書かれていて、思いがけずエッシャーの階段に出くわした。クルマで一時間南下して海へ出られるかどうかという場所にあって海抜を示す意図は世にも珍しい階段の存在を知らせることと判明。三階建てでなく百階建てだったなら99階下ったつもりで198m上昇するかもしれない。


C52EA4BA-3190-4A17-AEF3-28D53E4CE917.jpeg


890CC377-42D5-459D-B7B6-9C2DD9F02346.jpeg

戻ってきたのは14時半頃で15時近くにPさんの食卓で穴子ご飯とポテトサラダを食べた。美味しかった。何故か酢を飲みたくなり、胃は大丈夫かと心配されながらマンゴー酢を貰って飲んだ。美味しかった。喉の風邪を引く前に似た違和感が和らいだ。シャワーを浴びさせて貰い、帰宅。花を飾るとPさんの薔薇のお陰で華やかになった。
コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。