不思議な箱はほんの少しだけ不思議な箱。 [生活]
不思議な箱捕獲。
少なくとも
コイン十五枚は
箱の外にあるが
どこでどうなったか
獲得ポイントは
十点である。
一枚あたり
約零.六七ポイントか。
そうか。そうなのか。
中途半端だぞ。
猫が馬場してないか。
アポウと言うなら
そういうことにしとくがね。
しかしアポウて何のこと?
少なくとも
コイン十五枚は
箱の外にあるが
どこでどうなったか
獲得ポイントは
十点である。
一枚あたり
約零.六七ポイントか。
そうか。そうなのか。
中途半端だぞ。
猫が馬場してないか。
アポウと言うなら
そういうことにしとくがね。
しかしアポウて何のこと?
目がチカチカするよ。 [生活]
5ポイント当たって目が眩んでというか普段通りというか
「ほっとするえほん くまとやまねこ」を
「ぼくするえほん くろねこやまと」と黙読にて誤読した。
その後Googleの検索ボックスに「早苗」と入力すると
瞬時に「早苗さんのおしりにあれこれしたい本」が候補として表示され
また何かおかしな読み方をしたと思いじっくりじっくり眺めたが
これは間違いなくその通りに記載されているのだった。
どんな本だ。
そして何か調べていると「絞り込み」などと出てくることがあるのだが
いつも「殴り込み」と読んでから違う違うなどと読み直している。
どんな目だ。
Mothman VS The Flatwoods [生活]
ストレスの解消に箱庭がいいと聞きました。
何かに集中することで他のことが忘れられたり
普段思いのままにならないことが多くとも
計画通りにつくりあげていくことができたり
その世界での無茶は誰にも迷惑がかからなかったりと
鬱積したものを発散させてしまいそうなことだらけなのです。
実際に凶暴なイキモノを飼ったり
自宅付近に正体不明なモノや地球外生物をはべらせていては
周囲のひとのストレスになりかねません。
しかし箱庭の中でなら大抵の設定は許されます。
コケ男と10フィートモンスタが戦おうと誰も気にしません。
気にしないというより気付かないのです。
世界の一大事をあなたのほか誰も知らないって
宇宙人と秘密裏に情報交換している超大国の支配者っぽいです。
小さな世界での話かつ子どもじみた発想ではありますが。
勿論もっと平和な感じでコケ男はドライブに
10フィートモンスタはブランコになんて遊び方もいいです。
一応「ジオラマ」なんてことになっていますがこれも箱庭と言えましょう。
楽天市場 ZAC PAC さんにて購入可能です。いかがでしょうか
時間切れ [生活]
幼い頃から母と私は気が合わなかった。
母はこどもに愛情を注ぐのがとても下手なひとで
愛情の欠片も持ってはいないのではと思うことが度々あった。
それを辛いと感じなかったのは私も母に愛情を持てずにいて
私は父の支えだけを頼りに充分生きていけると思っていた。
事実そうして暮らしていたのだが思いのほか早く父は他界した。
その後数年を母の下で過ごしたが
ある日母は家を出て行きしばらくして再婚したと知った。
私は再婚した彼女に何回か会いに行った。
会いたいというよりはわだかまりの無さを知らせたい気持ちで。
しかし本当にわだかまりがなかったのかはわからない。
徐々に彼女に会うことはなくなっていき彼女のことを忘れていった。
頭の片隅にも存在しないほどに。
そんなとき母が事故死したとの連絡を受ける。
少し迷ったあと通夜に出向いた。
集まった近所のひとたちから口々に
母が毎日のように私に会いたいと言っていたと聞かされる。
彼女が私に会いたいなどと言うだろうか。
それは薄情なこどもを責めるために用意されたものかもしれない。
しかし責めるほどのことをさせるには
それに近いことを一回くらいは言ったのではないか。
赤の他人より遠い存在だった母をほんの少し身近に感じた。
以来母は私の罪悪感とともに私の胸のうちにある。
実際に言ったかどうかわからない「会いたい」の言葉と一緒に。
母はこどもに愛情を注ぐのがとても下手なひとで
愛情の欠片も持ってはいないのではと思うことが度々あった。
それを辛いと感じなかったのは私も母に愛情を持てずにいて
私は父の支えだけを頼りに充分生きていけると思っていた。
事実そうして暮らしていたのだが思いのほか早く父は他界した。
その後数年を母の下で過ごしたが
ある日母は家を出て行きしばらくして再婚したと知った。
私は再婚した彼女に何回か会いに行った。
会いたいというよりはわだかまりの無さを知らせたい気持ちで。
しかし本当にわだかまりがなかったのかはわからない。
徐々に彼女に会うことはなくなっていき彼女のことを忘れていった。
頭の片隅にも存在しないほどに。
そんなとき母が事故死したとの連絡を受ける。
少し迷ったあと通夜に出向いた。
集まった近所のひとたちから口々に
母が毎日のように私に会いたいと言っていたと聞かされる。
彼女が私に会いたいなどと言うだろうか。
それは薄情なこどもを責めるために用意されたものかもしれない。
しかし責めるほどのことをさせるには
それに近いことを一回くらいは言ったのではないか。
赤の他人より遠い存在だった母をほんの少し身近に感じた。
以来母は私の罪悪感とともに私の胸のうちにある。
実際に言ったかどうかわからない「会いたい」の言葉と一緒に。
タグ:母の日
柔軟仕上げ [生活]
「ガーガー」と鳴くのはハシブトカラスで「カーカー」と鳴くのはハシボソカラスだ。
クリーニング屋のハンガーで巣を作ったり、線路に小石を並べたり
ゴミ捨て場で人を威嚇したり、通行人の頭をクチバシで突いたりする。
断片的な知識である。
それでも身近な鳥の一種に違いないが、直接、触れる機会は稀だ。
カラスの羽はとても柔らかい。
毎日トリートメントしているかと思うほど柔らかい。
もっともそれは剥製だったから
街で見かける彼らの羽に共通のことであるかは知らない。
クリーニング屋のハンガーで巣を作ったり、線路に小石を並べたり
ゴミ捨て場で人を威嚇したり、通行人の頭をクチバシで突いたりする。
断片的な知識である。
それでも身近な鳥の一種に違いないが、直接、触れる機会は稀だ。
カラスの羽はとても柔らかい。
毎日トリートメントしているかと思うほど柔らかい。
もっともそれは剥製だったから
街で見かける彼らの羽に共通のことであるかは知らない。
きたきた、くるくる。 [生活]
大抵の場合事前に知らせがあると思うが知人宅には前触れなく突然現れたという。
ドアフォンに応じると「ガスの点検ですぅ」て具合に。
面倒だなと思っていると「お使いの調理器具が電気なら外の点検だけで済みます」と言われ
「では、そのように」と答えたらしい。実際はガス調理器使用であるが。
残念ながら知人の住む集合住宅は全ての部屋がほぼ同じ造りとなっており
他の部屋を回った点検業者には直ぐに嘘とバレた。
室内の点検が必要と言われて拒むことはしなかったと聞く。
嘘を吐いた者と見破った者ふたりが立つ台所。
このとき流れる空気はどのようなものか。
ドアフォンに応じると「ガスの点検ですぅ」て具合に。
面倒だなと思っていると「お使いの調理器具が電気なら外の点検だけで済みます」と言われ
「では、そのように」と答えたらしい。実際はガス調理器使用であるが。
残念ながら知人の住む集合住宅は全ての部屋がほぼ同じ造りとなっており
他の部屋を回った点検業者には直ぐに嘘とバレた。
室内の点検が必要と言われて拒むことはしなかったと聞く。
嘘を吐いた者と見破った者ふたりが立つ台所。
このとき流れる空気はどのようなものか。
解体心象 [生活]
自宅療養中といっても何が現状の改善に役立つのかわからない。
嫌だと思いながらそれをしてどうかとも思うが外出を増やしてみる。
時に「ふかわりょう」に遭遇したりして握手を求めた。
誰でも良いという訳ではなく私の厳正な選考によるものであったが
気拙くなるほど驚かれて
彼に握手を求めるひとが極端に少ないのか
私の振る舞いや外見が尋常ではない域に達したのか判然とせぬまま
一瞬というには長い時間をおいてから丁寧な握手をしてもらった。
とりあえず外気に触れたり他者とささやかな関わりを持つ。
握手を求める以外の部分は私の意思ではなく好転につながるかは不明。
嫌だと思いながらそれをしてどうかとも思うが外出を増やしてみる。
時に「ふかわりょう」に遭遇したりして握手を求めた。
誰でも良いという訳ではなく私の厳正な選考によるものであったが
気拙くなるほど驚かれて
彼に握手を求めるひとが極端に少ないのか
私の振る舞いや外見が尋常ではない域に達したのか判然とせぬまま
一瞬というには長い時間をおいてから丁寧な握手をしてもらった。
とりあえず外気に触れたり他者とささやかな関わりを持つ。
握手を求める以外の部分は私の意思ではなく好転につながるかは不明。
対象外 [生活]
続・春の遠足-2 2008/4/5 完結篇 [生活]
煮込料理、煎餅、ソフトクリームに目もくれずヴォルヴィックのみを動力源に歩いた。
建長寺から円覚寺まではそう離れておらず下り坂と平坦な道であり問題ない。
着いてから暫くは階段もどうということのないものだった。
見知らぬひとに写真を撮ってくれなどと頼まれても気軽に応じる余裕があった。
三門を通り、萱葺屋根の選佛場へ。
中は気温も音も低く感じた。薬師如来を眺めて満足する。
その後、舎利殿や黄梅庵辺りを散策するが徐々に激しい疲労を感じる。
歩いているのに左の肩甲骨が痛む。
これまでこれほど肩甲骨を意識したことがあるかという痛みである。
匍匐前進でもしたか。何なのだ私は。私の身体は。と思いつつ黙って歩き続けた。
位置関係から言えば黄梅庵が一番奥に位置しており折り返し地点は過ぎているのである。
しかしながら折り返したあとに心臓破りの坂が待っていたりする訳で
通りの横に突如現れた鐘楼への階段は上へ上へと果てしなく伸びて見えた。
七十代くらいのひとばかり十数人という集団がいて階段を前に思案している。
ひとりが行くぞと足を進めると性別に関わり無く次々とそれに続いた。
残ったのは男性ひとりで「時間に遅れたら置いていくぞ」などと捨て台詞して立ち去る。
同行者に「どうする」と訊くと首は横に振られ心臓を破る危険は去り我々もそこを去った。
国宝の梵鐘を見ることなく。
思いつきで出かけた割に楽しめたのではあるが体力の無さを実感する。
帰りの電車に揺られながら身体中の痛みに苦しんだ。
眠るときには布団の中でぎしぎしいう身体に死ぬぞこれはと思いながら寝た。
朝になるとしっかり目覚め痛みは全くない。何なのだ私は。私の身体は。ま、いいけども。
さて昨日の出費は0円としていたが数か所で賽銭を奉納し世界平和を願った。
はっきりと憶えてはいないが四円から九円の間くらいの金額である。
ここにお詫びして訂正します。申し訳ございませんでした。
交通費、拝観料、戻ってからの食事及び菓子代全ては後援者負担である。
て、こちらのほうが問題あるな。
円覚寺
総門だったような
円覚寺
三門だったような
三解脱門と聞いたような
円覚寺石仏
もれなく壱円玉が供えられている。
建長寺から円覚寺まではそう離れておらず下り坂と平坦な道であり問題ない。
着いてから暫くは階段もどうということのないものだった。
見知らぬひとに写真を撮ってくれなどと頼まれても気軽に応じる余裕があった。
三門を通り、萱葺屋根の選佛場へ。
中は気温も音も低く感じた。薬師如来を眺めて満足する。
その後、舎利殿や黄梅庵辺りを散策するが徐々に激しい疲労を感じる。
歩いているのに左の肩甲骨が痛む。
これまでこれほど肩甲骨を意識したことがあるかという痛みである。
匍匐前進でもしたか。何なのだ私は。私の身体は。と思いつつ黙って歩き続けた。
位置関係から言えば黄梅庵が一番奥に位置しており折り返し地点は過ぎているのである。
しかしながら折り返したあとに心臓破りの坂が待っていたりする訳で
通りの横に突如現れた鐘楼への階段は上へ上へと果てしなく伸びて見えた。
七十代くらいのひとばかり十数人という集団がいて階段を前に思案している。
ひとりが行くぞと足を進めると性別に関わり無く次々とそれに続いた。
残ったのは男性ひとりで「時間に遅れたら置いていくぞ」などと捨て台詞して立ち去る。
同行者に「どうする」と訊くと首は横に振られ心臓を破る危険は去り我々もそこを去った。
国宝の梵鐘を見ることなく。
思いつきで出かけた割に楽しめたのではあるが体力の無さを実感する。
帰りの電車に揺られながら身体中の痛みに苦しんだ。
眠るときには布団の中でぎしぎしいう身体に死ぬぞこれはと思いながら寝た。
朝になるとしっかり目覚め痛みは全くない。何なのだ私は。私の身体は。ま、いいけども。
さて昨日の出費は0円としていたが数か所で賽銭を奉納し世界平和を願った。
はっきりと憶えてはいないが四円から九円の間くらいの金額である。
ここにお詫びして訂正します。申し訳ございませんでした。
交通費、拝観料、戻ってからの食事及び菓子代全ては後援者負担である。
て、こちらのほうが問題あるな。
円覚寺
総門だったような
円覚寺
三門だったような
三解脱門と聞いたような
円覚寺石仏
もれなく壱円玉が供えられている。