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猫町 [町田さん]

画ニメ 猫町

画ニメ 猫町

  • 出版社/メーカー: 東映アニメーション
  • 発売日: 2006/08/01
  • メディア: DVD
収録されているのはもう少し長いらしいが
ほんの数分のように過ぎてしまう。
本を読んでもらうのを好む子どもであったことを思い出す。
いつか自分で読むことを覚え
そうしたことの愉しみをすっかり忘れていたが
誰かに読み聞かせてもらうのは悪くない。

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テースト・オブ・苦虫 5 / 町田 康 [町田さん]

テースト・オブ・苦虫 5 (5)

テースト・オブ・苦虫 5 (5)

  • 作者: 町田 康
  • 出版社: 中央公論新社
  • 発売日: 2007/11
  • メディア: 単行本

前月2日からそう時を経ず、拝顔の機会を得る。
普段は鈍い感覚も鋭敏になり一瞬一瞬を鮮明に心へ刻む。
ご署名いただいてから五分ほど辺りをうろつく不審者と化すものの
余韻を胸に東京ダイナマイトライヴへと書店を後にする。
ライヴは松田さんと二郎ちゃんに疲れを感じたが得心のいくものであり 
滅多に無い幸運の日であった。

おそれずにたちむかえ、ダイナマイト現象。
静と騒というか荘厳と雑言というか
目を皿というか耳を盗聴器というか。
自爆ボタンがあるなら押すことにためらいのない夜。
実際に押したのはエレベータのボタンのみ。



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猫のあしあと / 町田 康 [町田さん]

猫のあしあと

猫のあしあと

  • 作者: 町田 康
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2007/10
  • メディア: 単行本
それはそれは苦労して手に入れた。
どれほどの苦労かと申せば
仲間由紀恵が上田晋也になるくらいの。

夕刻、町田さんサイン会(池袋リブロ)に向け家を出る。
予想外に道路が混み予定のロマンスカに間に合うか危惧するも
駅へ行ってみれば人身事故により全線一時間程度の遅れという。
予定の電車が遅れてしまってはサイン会に間に合わぬ。
かと言って、みっしり人間を詰めて牛歩する普通列車に乗る器ではない。
駅員に相談すると一時間遅れで着く別の特急に乗ってはと言う。
なるほどとそれに乗ると牛歩よりは早いかもしれぬ程度に進んでいく。
寒さを考えなければ自転車のほうが余程早いに違いない。
どうにか間に合いそうな時刻に新宿に着くと気が遠のく。
この時間以降のロマンスカは運休になっていたのである。
帰り道が確保できぬままサイン会に行く。
開始一時間前待機を常としてきたが遅れをとった。
それでも順番は確実に回ってきて
ちょっと話したり笑っていただいたりした。
握手の直後、手を洗う事態に陥ったのは惜しかったけれども
大変幸せな時間を過ごしたのだった。
さて、帰りはどうしたものか。
宿泊施設の利用も考えたが空室はなかなか見つからない。
そいじゃって書店のある池袋から東京駅へ行ってしまい
のぞみで新横浜へ向かう。途中、品川で降りそうになったりしながら。
新横浜に着いてしまえばこっちのもんなんて考えていたけど
横浜線は結構混雑していて発作はともかく乗り物酔いを起こす。
自己嫌悪しつつエチケット袋やらハンカチやら万一に備えはじめると
ぎゅう詰めの電車に隙間ができるから不思議。
汗びっしょりの身体に風を感じるくらいの広めの空間が用意された。
そうした協力も得て途中下車せず目的の駅まで行き着く。
特別扱いとはいえ通常では考えられぬ満員電車に乗ることをして帰宅。
一息ついたところで町田さんにご署名いただいた本を開いてみる。
わがままを承知でお願いしたのであるが
町田さんのご署名には「ダイジョウブ!」と添えられていて
実際ダイジョウブだったのが非常に嬉しい。
そこに事故を起こしたのは誰だなんて気持ちはなかった。

僻地に住み特急列車指定席以外に乗ることのできぬ者の
他人から見たらどうということもない労が報われた日。

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夫婦茶碗 / 町田康 [町田さん]

夫婦茶碗

夫婦茶碗

  • 作者: 町田 康
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1998/01
  • メディア: 単行本

「夫婦茶碗」或いは「くっすん大黒」を
知人に差し上げることを度々繰り返す。
これをして「布教活動」などと揶揄される。
町田さんは神のような存在なので否定せぬが
世界中を敵に回すくらいの気概はあり
仲間を増やして群れたいという気持ちはない。
読まずに死なれては惜しい。
贈る相手というより、私が。
多分に身勝手な発想で周囲への気配りが足りず
思いの外、実際の布教活動に近いかもしれぬ。

夫婦茶碗 (新潮文庫)

夫婦茶碗 (新潮文庫)

  • 作者: 町田 康
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2001/04
  • メディア: 文庫


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くっすん大黒 [町田さん]

くっすん大黒

くっすん大黒

  • 作者: 町田 康
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 1997/04
  • メディア: 単行本
信じているものは少ない。
すがるものが無いのは気ままであるが
荷が重いこともある。
真実のあることを感じられるのは
運が良いと思う。
私にとって町田康氏は絶対の存在である。
ように思う。

[TV]+++>PLAY
くっすん大黒 (文春文庫)

くっすん大黒 (文春文庫)

  • 作者: 町田 康
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2002/05
  • メディア: 文庫

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表参道FAB [町田さん]

町田さんライヴ
Gt.A×S×E/Ba.赤坂みちる/Dr.恒岡章/Key.石橋英子

「ヒルズて?」と多くのひとが思ったに違いない通り。
私の機能的でない頭にも
うすらぼんやりとそのような言葉が浮かび
ゆるやかな坂道を下ったり上ったりした。
それは全くのところ体力を消耗するようなものではなかったが
これから起こることへの思い入れが全身を緊張させ
鼓動を早め、呼吸を苦しいものとし、手のひらに汗を滲ませる。
きらびやかに飾り立てられたウィンドウも目の端に映りはしたが
気分を違うものにするようなはたらきはなかった。
ガードレールなのかベンチなのか判然としない
並行する金属製の棒に身を任せ開場時間を待つ。
うまい具合に最前列を確保してしまい
オークボ氏の拷問に近い何らかの表現を耐えることとなったが
それさえ済んでしまうと別世界が待っていた。

終演とともに命が絶えても構わないと真剣に思う。
構わないというより、それが一番の夢であったりする。



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温泉には本を持って行きたいけれど [町田さん]

テースト・オブ・苦虫 (2)

テースト・オブ・苦虫 (2)

  • 作者: 町田 康
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2006/05
  • メディア: 単行本


明日から温泉行きである。
未だ、何の準備もしていない。
忘れてならないのは大量の薬だけだ。
他のものは大抵どうにかなる。
持って行きたい本はたくさんあるが
2泊では読む暇もないだろう。
澄んだ空気でも吸って来よう。



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テースト・オブ・苦虫<1> / 町田康 [町田さん]

テースト・オブ・苦虫〈1〉

テースト・オブ・苦虫〈1〉

  • 作者: 町田 康
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2002/11
  • メディア: 単行本
昨日、どういう訳かやたらに本が売れた。
銀行口座に3桁の振り込みが何件かあって
梱包とか発送とか忙しかったりした。
相手も忙しいのか知らぬけど
410円のとこ419円振り込んできたりして
どうするよ、オレってライフカード切る感じ。
って説教する訳にもいかんだろうな。
古本お買い上げいただいといて。

5月25日「テースト・オブ・苦虫<2>」(中央公論新社)発売決定
中央公論新社さんに聞くと
予定は無いと言う新刊発売記念サイン会は
これから予定されるかもしれない。
開催予想日は温泉行きで出向くことは叶いそうになく
いっそ、サイン会は無しでなどと願ってみたり。
5月26日に開かれそうであったり。
テースト・オブ・苦虫 1 (1) (中公文庫 ま 35-1)

テースト・オブ・苦虫 1 (1) (中公文庫 ま 35-1)

  • 作者: 町田 康
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2007/11
  • メディア: 文庫


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爆発道祖神 / 町田康 [町田さん]

爆発道祖神

爆発道祖神

  • 作者: 町田 康
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2002/07
  • メディア: 単行本

あれは2月の終わりのことだからかれこれふた月が経とうとしている。
誕生祝にと家人からデジタルカメラを貰った。
店に出向き、あれこれ質問やら注文やらして購入したが
未だ古いカメラを使っている。
気分が一定でないので一時に三冊くらいの本を同時進行で読む。
と言っても三冊一遍は無理なので読破せぬ本が何冊かあり
その時々に気が向いたものを手に取るということだ。
四冊目にデジタルカメラの取扱説明書を加えようとしたがどうもうまくない。
こう、感情移入できぬ、のは当然のこととして、集中できない。
仕方ないのでシャッターチャンスを逃さぬよう
鞄の中には旧式のカメラを入れていて場所をとり重い。
早く名刺サイズに出世したい。被写体たるカメラの気持ちはいかに。



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正直じゃいけん / 町田康 [町田さん]

正直じゃいけん

正直じゃいけん

  • 作者: 町田 康
  • 出版社/メーカー: 角川春樹事務所
  • 発売日: 2006/01
  • メディア: 単行本

少々、気に入らぬことがあって近くの郵便局に電話した。
理由を訊ねるが納得のいく説明はない。
「郵政公社とは違う考えのようですが別の組織ですか」
「いいえ、そうしたことはございません」
「局員の考えによって対応を変えるのですか」
「いいえ、そのようなことはございません」
「実際、窓口ではそれぞれに対応が異なるのですが」
「申し訳ございません」
「では、相手を見て対応を変えていらっしゃるのですか」
「とんでもございません」
「では、何故です」
「申し訳ございません」
「んー、なめてる?」
「滅相もございません」
「では、どうしてこのようなことになるのですか」
「申し訳ございません」
ひとり漫才ならず、ひとり相撲。

ひとり漫才は誰にでもできるものではなく。

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